喘息治療の略語は、読み方を知らないと診察室の会話についていけません。先に整理しておきます。
| 略語 | 読み | 正式名 | 意味 |
|---|---|---|---|
| SABA | サバ | Short-Acting Beta2-Agonist | 短時間作用性β2刺激薬。数分で効き4〜6時間持続。発作時のレスキュー。サルタノールがこれ。抗炎症作用はゼロ |
| LABA | ラバ | Long-Acting Beta2-Agonist | 長時間作用性β2刺激薬。12時間持続。サルメテロール(アドエア)/ホルモテロール(フルティフォーム・シムビコート)/ビランテロール(レルベア) |
| ICS | アイシーエス | Inhaled CorticoSteroid | 吸入ステロイド薬。気道の炎症そのものを抑える喘息治療の土台。嗄声の原因でもある |
| LAMA | ラマ | Long-Acting Muscarinic Antagonist | 長時間作用性抗コリン薬。重症例やCOPDで追加 |
| LTRA | エルティーアールエー | Leukotriene Receptor Antagonist | ロイコトリエン受容体拮抗薬(内服)。アレルギー性喘息の追加治療選択肢 |
| SMART | スマート | Single inhaler Maintenance And Reliever Therapy | 1本の吸入器で維持と発作時の両方をまかなう方式。日本ではシムビコート・ブデホルのみ承認 |
| MART | マート | Maintenance And Reliever Therapy | SMARTとほぼ同義。GINAはこちらの呼称を使う |
| AIR | エアー | Anti-Inflammatory Reliever | 抗炎症リリーバー。発作時に気管支拡張と抗炎症を同時に届ける考え方。GINA Track 1 の中核概念 |
| pMDI | ピーエムディーアイ | pressurized Metered-Dose Inhaler | 加圧定量噴霧式吸入器。ガスで噴射するタイプ。スペーサーが使えるのはこちらだけ。フルティフォーム・サルタノールが該当 |
| DPI | ディーピーアイ | Dry Powder Inhaler | ドライパウダー吸入器。自分の吸気流速で粉末をエアゾル化する。スペーサー使用不可。レルベア(エリプタ)・シムビコート(タービュヘイラー)が該当 |
| GINA | ジーナ | Global Initiative for Asthma | 喘息治療の国際ガイドライン。毎年更新。本資料は2025年版に準拠 |
| JGL | ジェイジーエル | Japanese Guideline for Asthma | 日本アレルギー学会「喘息予防・管理ガイドライン」。最新は2024年版 |
| AERD | エーイーアールディー | Aspirin-Exacerbated Respiratory Disease | アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息) |
SABA(Short-Acting Beta2-Agonist/短時間作用性β2刺激薬)は、気道平滑筋のβ2受容体に結合し、細胞内cAMPを上昇させて平滑筋を弛緩させる薬です。狭くなった気道が物理的に広がり、数分で効いて4〜6時間持続します。
日本ではサルタノール(サルブタモール)、メプチンエアー(プロカテロール)など。メプチンエアーの成分は、飲み薬のメプチン錠と同じプロカテロールです。
SABAは即効性があるため、患者は「効いた」と実感します。一方でICSは吸っても何も感じません。結果として体感に正直な患者ほどSABAに依存し、ICSをサボる。炎症は進行し、ある日コントロール不能な発作が来る。これがGINAが2019年に治療方針を大転換した理由です。
1970〜80年代のニュージーランドで喘息死が流行し、β2刺激薬フェノテロールが原因と疑われました。
年間3本以上のSABA使用を「過剰使用」と定義した大規模観察研究です。
SMART = Single inhaler Maintenance And Reliever Therapy。GINAは現在MART、あるいはAIR(Anti-Inflammatory Reliever=抗炎症リリーバー)という呼称を使います。1本の吸入器で、毎日の維持療法と発作時の頓用を兼ねる方式です。
ここが薬理学的な核心です。通常のLABA(長時間作用性β2刺激薬)は効果発現が遅いため、発作時には使えません。ところがホルモテロールだけは、LABAでありながらSABA並みに速く効きます。
| 同じ「SMART」 | 正体 | 結論 |
|---|---|---|
| SMART療法 (本資料のテーマ) | Single inhaler Maintenance And Reliever Therapy =1本の吸入器で維持と発作時を兼ねる治療法 | GINA推奨の治療法 |
| SMART試験 (2003年の臨床試験) | Salmeterol Multicenter Asthma Research Trial =サルメテロール単剤の安全性を調べた26,000人超の大規模試験 | LABA単剤の危険性を示した試験 |
セレベント(サルメテロール単剤=LABA単剤)は、喘息治療史における最大級の安全性論争の主役でした。
SMART試験(Salmeterol Multicenter Asthma Research Trial・2003年公表)は26,000人超を対象に、標準治療に加えてサルメテロールを投与する群とプラセボ群を比較しました。結果、サルメテロール群で喘息関連死・生命を脅かすイベントが有意に増加。FDAはLABAを含む全吸入薬に黒枠警告を課しました。
ただし決定的な但し書きがあります。この増加は吸入ステロイドを併用していない患者で最も顕著であり、ベースラインでICSを使っていた患者では有意差が出ませんでした。のちにICS/LABA配合剤の大規模安全性試験でリスク上昇が否定され、配合剤の黒枠警告は解除されています。
結論:LABAは単剤で使えば危険、ICSと一緒なら安全。だからこの世界は「ICS単剤+LABA単剤を別々に処方する」のをやめて、最初から1本にまとめた配合剤へ移行しました。
発作時にICS/ホルモテロールを吸うと、気管支拡張と同時にステロイドも気道に届きます。症状が出た瞬間=炎症が燃え上がっているまさにその時に、消火剤が撒かれる。SABAが煙を吸い出すだけなのに対し、SMARTは煙を吸いながら同時に消火します。
SYGMA2の結果:頓用ブデソニド/ホルモテロールは、1日2回のブデソニド維持療法に対し重症増悪率で非劣性。ただし症状コントロールでは劣っていた(inferior)。そして頓用群の吸入ステロイド曝露量は維持群の約4分の1。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| SMART承認薬 | シムビコート(ブデソニド/ホルモテロール)と後発のブデホルのみ |
| 日本での開始 | 2012年から |
| 用法 | 維持:1回1〜2吸入×1日2回/発作時:追加1吸入、数分で改善なければさらに1吸入。1日最大8吸入 |
| フルティフォーム | ホルモテロール配合なのにSMART非承認。添付文書に「本剤は発現した発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、急性の発作に対しては使用しないこと」「発作時は短時間作動型吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用」と明記 |
| ガイドライン | 日本アレルギー学会「喘息予防・管理ガイドライン2024」(JGL2024) |
喘息の薬は、大きく分けるとこの2種類です。違いは「どこに効くか」。
| ステロイド | β2刺激薬 | |
|---|---|---|
| 効く相手 | 気道の炎症(腫れ・過敏さ)=喘息の原因 | 気道を締めつけている筋肉=炎症の結果 |
| 何をするか | 炎症を起こす仕組みを内側から鎮める | 筋肉をゆるめて気道を広げる |
| 効き方 | ゆっくり(吸入なら数日〜数週間で安定) | 速い(SABAなら数分) |
| たとえ | 🔥 火を消す | 🪟 窓を開けて煙を出す |
| これだけだと | 発作のその場では楽にならない | 楽になるが、火(炎症)は残る |
| 主な副作用 | 吸入:声がれ・口のカビ(カンジダ) 飲み薬:全身(下の表) | 動悸・手のふるえ・血中カリウム低下 |
| 役割 | 治療の土台(毎日) | 症状を和らげる役(毎日用=LABA/発作用=SABA) |
同じ種類の薬を、肺だけに届けるか、全身に回すかの違いです。
| 吸入ステロイド(ICS) | 飲み薬のステロイド | |
|---|---|---|
| 代表 | フルタイド、オルベスコ、配合剤の中身(フルティフォーム等) | プレドニン(プレドニゾロン) |
| 届く範囲 | 肺だけ。飲み込んだ分は肝臓でほぼ分解される | 血液に乗って全身に回る |
| 1日の量の例 | フルティフォーム125を1日4吸入=ステロイド0.5mg | 発作時のプレドニン=1日30〜40mg程度(数十倍) |
| 効き始め | 数日〜数週間かけて安定 | 数時間(それでも即効ではない) |
| 副作用 | 声がれ・口のカビ(喉と口に限られる) | 短期:血糖上昇・不眠・胃の荒れ/長期:骨・感染しやすさ等 |
| 使い方 | 毎日・長期 | 重い発作のときだけ、数日〜1週間程度 |
理由は分子の性質。水になじむ薬はすぐ受容体に届くがすぐ流される。油になじむ薬は細胞の脂の膜にしみ込んで少しずつ効く(水性ペンと油性ペン)。
| SABA | LABA(サルメテロール型) | LABA(ホルモテロール) | |
|---|---|---|---|
| 代表 | サルタノール メプチンエアー | セレベント、アドエアの中身 (レルベアのビランテロールは24時間型) | フルティフォーム、シムビコートの中身 |
| 性質 | 水になじむ | 油によくなじむ | 水にも油にもほどほど |
| 効き始め | 数分 | 遅い(10〜20分) | 数分 |
| 続く時間 | 4〜6時間 | 12時間(ビランテロールは24時間) | 12時間 |
| 使い方 | 発作のときだけ | 毎日・必ずステロイドと一緒 | 毎日・必ずステロイドと一緒 +シムビコートは発作時にも(SMART) |
表の外のβ2刺激薬:メプチンミニ錠(飲み薬)/ホクナリンテープ(貼り薬・1日1回で24時間・LABAの仲間)。
※「膜にたまって少しずつ効く」は現在いちばん有力な説明で、細部には議論が残っています。
喘息の吸入薬は、「中身(何が入っているか)」と「形(どうやって吸うか)」の2つの軸で整理できます。
| 中身/役割 | スプレー(pMDI) スペーサーが使える | 粉(DPI) スペーサー不可・吸う力が要る |
|---|---|---|
| SABA発作のときだけ・すぐ効く拡張薬 | サルタノール メプチンエアー ベロテック |
メプチンスイングヘラー |
| ICS毎日・炎症を抑えるステロイド | オルベスコ(声の副作用が出にくい) キュバール フルタイド(エアゾール) |
パルミコート アニュイティ フルタイド(ディスカス等) アズマネックス(2025年販売中止) |
| LABA毎日・長く効く拡張薬 ※喘息では単独で使わない |
喘息用はなし | セレベント |
| ICS+LABA毎日・2つを1本で | フルティフォーム ホルモテロール アドエア(エアゾール) |
シムビコート/ブデホル ホルモテロール SMART承認 レルベア アドエア(ディスカス) アテキュラ |
| ICS+LABA+LAMA重い人向け・3つを1本で | 喘息の適応はなし (ビレーズトリはCOPDのみ) |
テリルジー エナジア |
※主な薬を挙げたもので全部ではありません。
ICS+LABA配合剤とLABA単剤、リリーバー、スペーサー、DPIの構造を実物写真で並べます。
岡谷市民病院の吸入薬一覧(2023.1)に、各デバイスが必要とする吸気流速が載っていました。これが「なぜDPIにスペーサーが使えないか」の数字による答えです。
| デバイス | 代表製品 | 必要吸気流速 | スペーサー |
|---|---|---|---|
| pMDI(エアゾール) | フルティフォーム・サルタノール・アドエア・キュバール・オルベスコ | データなし=吸気流速に依存しない | ○ 対応 |
| レスピマット(SMI) | スピリーバ・スピオルト | 15 L/min | ○ 対応 |
| エアロスフィア(pMDI) | ビレーズトリ・ビベスピ | データなし | ○ 対応 |
| スイングヘラー(DPI) | メプチン | 20 L/min | ✕ |
| ブリーズヘラー/ハンディヘラー(DPI) | アテキュラ・エナジア・スピリーバ | 20 L/min | ✕ |
| ディスカス(DPI) | アドエア・フルタイド・セレベント | 30 L/min | ✕ |
| エリプタ(DPI) | レルベア・アニュイティ・テリルジー・アノーロ | 30〜36 L/min | ✕ |
| タービュヘイラー/ツイストヘラー(DPI) | シムビコート・パルミコート・アズマネックス | 30〜35 L/min | ✕ |
| ジェヌエア(DPI) | エクリラ | 45 L/min | ✕ |
| ディスクヘラー(DPI・製造中止) | フルタイド・セレベント | 60 L/min | ✕ |
各薬の国内での販売開始を、PMDAの電子添文とインタビューフォームで確かめて並べました(2026-10-06)。
カテゴリ別に、成分・デバイス・国内発売年を整理しました。
| 製品名 | 成分(一般名) | デバイス | 会社 | 国内発売 |
|---|---|---|---|---|
| フルタイド | フルチカゾンプロピオン酸エステル | pMDI/DPI(ディスカス) | GSK | 1998年秋(ロタディスク・薬価収載11月)/ディスカス2002年1月/エアゾール2003年3月 |
| パルミコート | ブデソニド | DPI(タービュヘイラー) | アストラゼネカ | 2002年1月 |
| キュバール | ベクロメタゾンプロピオン酸エステル | pMDI | 大日本住友 | 2002年8月 |
| オルベスコ | シクレソニド | pMDI | 帝人ファーマ | 2007年6月 |
| アズマネックス | モメタゾンフランカルボン酸エステル | DPI(ツイストヘラー) | MSD | 2009年9月(2025年販売中止) |
| アニュイティ | フルチカゾンフランカルボン酸エステル | DPI(エリプタ) | GSK | 2017年6月 |
| 製品名 | 成分(一般名) | デバイス | 会社 | 国内発売 |
|---|---|---|---|---|
| アドエア | フルチカゾンプロピオン酸エステル+サルメテロールキシナホ酸塩 | pMDI/DPI(ディスカス) | GSK | 2007年6月(ディスカス)/2009年4月(エアゾール) |
| フルティフォーム | フルチカゾンプロピオン酸エステル+ホルモテロールフマル酸塩水和物 | pMDI | 杏林製薬 | 2013年11月 |
| レルベア | フルチカゾンフランカルボン酸エステル+ビランテロールトリフェニル酢酸塩 | DPI(エリプタ) | GSK | 2013年12月 |
| シムビコート | ブデソニド+ホルモテロールフマル酸塩水和物 | DPI(タービュヘイラー) | アストラゼネカ | 2010年1月 |
| ブデホル(後発) | ブデソニド+ホルモテロールフマル酸塩水和物 | DPI(タービュヘイラー) | 日医工/マイラン/ニプロ | 2019年12月 |
| アテキュラ | モメタゾンフランカルボン酸エステル+インダカテロール酢酸塩 | DPI(ブリーズヘラー) | ノバルティス | 2020年8月 |
| 製品名 | 成分(一般名) | デバイス | 適応 | 国内発売 |
|---|---|---|---|---|
| テリルジー | フルチカゾンフランカルボン酸エステル+ウメクリジニウム臭化物+ビランテロール | DPI(エリプタ) | 喘息・COPD | 2019年5月(COPD)/喘息は2020年11月 |
| エナジア | モメタゾンフランカルボン酸エステル+グリコピロニウム臭化物+インダカテロール酢酸塩 | DPI(ブリーズヘラー) | 喘息(世界初) | 2020年8月 |
| ビレーズトリ | ブデソニド+グリコピロニウム臭化物+ホルモテロール | pMDI(エアロスフィア) | COPD | 2019年9月(COPD)/喘息用は2026年8月承認・未発売 |
| 製品名 | 成分(一般名) | デバイス | 会社 | 国内発売 |
|---|---|---|---|---|
| サルタノール | サルブタモール硫酸塩 | pMDI(スペーサー可) | GSK | 1978年6月 |
| メプチンエアー | プロカテロール塩酸塩水和物 | pMDI(DPI版=スイングヘラーもあり) | 大塚製薬 | 1987年10月(内服のメプチン錠は1980年12月) |
| ベロテック | フェノテロール臭化水素酸塩 | pMDI | ベーリンガー | 1985年頃(旧製剤)/1999年7月(現行) |
| 分類 | 製品名 | 成分(一般名) | デバイス | 国内発売 |
|---|---|---|---|---|
| LABA単剤 | セレベント | サルメテロールキシナホ酸塩 | DPI(ディスカス) | 2002年6月(ロタディスク)/2004年6月(ディスカス) |
| LABA単剤 | オーキシス | ホルモテロールフマル酸塩水和物 | DPI(タービュヘイラー) | 2012年9月 ⚠️COPDのみ |
| LAMA | スピリーバ | チオトロピウム臭化物水和物 | レスピマット(SMI)/DPI(ハンディヘラー) | 2004年12月(ハンディヘラー・COPDのみ)/2010年5月(レスピマット)・喘息は2014年11月 |
| LAMA | エンクラッセ | ウメクリジニウム臭化物 | DPI(エリプタ) | 2015年10月 ⚠️COPDのみ |
| LAMA | エクリラ | アクリジニウム臭化物 | DPI(ジェヌエア) | 2015年5月 ⚠️COPDのみ |
| LAMA+LABA | アノーロ | ウメクリジニウム臭化物+ビランテロール | DPI(エリプタ) | 2014年9月 ⚠️COPDのみ |
| SAMA | アトロベント | イプラトロピウム臭化物水和物 | pMDI | 1981年 |
| 抗アレルギー | インタール | クロモグリク酸ナトリウム | 吸入カプセル/吸入液/pMDI(エアロゾル) | 1971年3月承認(吸入カプセル)/吸入液1982年11月/エアロゾルは2019年11月から製造停止(エアロゾルの発売年は確認できず) |
| LABA(貼り薬) | ホクナリンテープ | ツロブテロール | 貼り薬(1日1回・24時間) | 1998年12月(世界初の貼り薬の気管支拡張薬) |
| 製品名 | 成分(一般名) | 分類・位置づけ | 国内発売 |
|---|---|---|---|
| シングレア/キプレス | モンテルカストナトリウム | LTRA(ロイコトリエン受容体拮抗薬)。アレルギー性喘息の上乗せ | 2001年8月 |
| オノン | プランルカスト水和物 | LTRA | 1995年6月 |
| メプチン錠/メプチンミニ錠 | プロカテロール塩酸塩水和物 | β2刺激薬の飲み薬。気道を広げる(炎症には効かない) | 錠 1980年12月/ミニ錠 1984年 |
| テオドール | テオフィリン | キサンチン誘導体。治療域が狭く血中濃度モニタリングが必要。ICS/LABAの登場で位置づけが後退(下記) | 1984年4月 |
| プレドニン | プレドニゾロン | 経口ステロイド。効果発現に数時間かかり即効性なし=発作時のリリーバーにならない。GINAは曝露削減を目標にしている | 1956年3月 |
| コルドリン | クロフェダノール塩酸塩 | 中枢性鎮咳薬。咳中枢を抑えるだけで気管支拡張作用なし | 1981年9月 |
| 事実 | 意味 |
|---|---|
| テオフィリンは主にCYP1A2で代謝される | 肝臓で約7割が代謝され、その主役がCYP1A2による脱メチル化 |
| テオフィリンは治療域で代謝が飽和する(非線形) | 少し増量しただけで血中濃度が跳ね上がりうる。もともと治療域が狭い薬 |
| カフェインとテオフィリンは代謝で競合する | カフェインの代謝産物の1つがテオフィリンそのもの。同じ酵素を奪い合う |
| 製品名 | 成分(一般名) | 標的 | 国内発売 |
|---|---|---|---|
| ゾレア | オマリズマブ | 抗IgE抗体。遊離IgEに結合しマスト細胞への結合を阻害 | 2009年3月 |
| ヌーカラ | メポリズマブ | 抗IL-5抗体 | 2016年6月 |
| ファセンラ | ベンラリズマブ | 抗IL-5受容体α抗体。ADCC活性で好酸球を除去 | 2018年4月 |
| デュピクセント | デュピルマブ | 抗IL-4/13受容体α抗体 | 2018年4月(喘息は2019年3月) |
| テゼスパイア | テゼペルマブ | 抗TSLP抗体 | 2022年11月 |
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